2019年2月18日月曜日

私自身と会う

今月もハッとなることのできた、学びの時間となりました。
エピソードを提供して頂いたAさんにとても感謝しています。

Aさんが理解してあげられない、と感じていたお子さんの行動が、なんだか私に似ていました。なので、Aさんがお子さんを演じて見せてくれた時に、表現しようのない衝撃におそわれました。私は泣きそうになったのですが、そこで私が泣くと話がややこしくなるな、と思いまして、踏ん張ってこらえてみました。そして、その泣くのを隠すために、笑ってしまったのです。。

お母さん、渾身のロールプレイだったのに、笑ってしまってごめんなさい。何かが可笑しかったのではありません。「そこまで苦しんでたのか!」との発見に対するものだったのかもしれません。

また、私が泣きそうになったのは、「子どもさんが可哀想」とか、ロールプレイ中の子どもさんへ感情移入して母親に敵対意識を持った、とかでは全くありませんでした。
ただそこに自分を見たからです。
幼かった私でもあるし、あんまり成長してないので、今の私も見事におりました。

ロールプレイで子どもに困惑している母親は、私の人生において出会ってきた人たちに見えました。
私の両親であり、友人であり、昔の彼氏、今の子どもたち、そして旦那の姿。私と本気で密に関わってくれた人たちが私の頭の中でチラチラと現れました。

今までロールプレイを見てそんな感情というのか、状況になったことが無かったので、新たな発見でした。

私の子ども時代の母は「覇者か!」というようなタイプだったので、激しく振る舞う子どもの私に、更に激しく覆い被さってくる感じでした。なので、激突でした。日々が…(笑)

エピソード提供してくれたAさんは、子どもさんを理解したいのに出来ないと苦しまれていて、子どもさんと向き合おうとされていて羨ましいな、と思いました。かつての私の母にも激突とは別のところで向き合って欲しかったなあ…と思いました。

ロールプレイを終えてから、Aさんがいくつもの代替案を眺めながら、感想を述べられながらハッ!!とした顔して、「もしかして、子どもが○○でなく●●すれば良いのに…と思っていましたが、、、よくよく考えたら、私が○○しているんだ、と気づきました」と言われたらことがとても印象的でした。

パセージのあちこちのページへ立ち返り、皆であれこれと案を出しあって、その総合的な中から、個別具体的なところまで本人が到着した時、こういう表情になられるのだな、とあらためて発見させて頂いた勉強会でした。

ありがとうございました。
来月も楽しみにしています。